離乳食とは

「飲む」から「食べる」への成長・・・そう、離乳食は赤ちゃんが成長する過程の中で「架け橋」的な役割を果たします。「飲む」ことしか知らない赤ちゃんにとって、離乳食(離乳)は生まれて初めての大きな学習です。また、離乳がはじめてのママにとっても同じこと。「離乳=難しい」というイメージがありますが、そんなことはありません。色んなレシピを離乳食に取り入れ、「食べる」ことの楽しさを伝えていきましょう。

離乳食って?

「飲む」ことから「食べる」ことへの移行期間を「離乳期」といい、その間に食べるものを「離乳食」といいます。機能の発達によって不足しがちな栄養分を補充するとともに、離乳食には「噛む」「飲み込む」といった運動を促す効果もあります。また、さまざまな味や舌触り(食感)を覚えることで、食生活の基盤を作り出すことにもなります。このように重要な役割を担う離乳食ですが、最も大切なのは「食べる」ことの楽しさを教えること。無理強いをせず、赤ちゃんのペースに合わせて進めていきましょう。


離乳食を始めよう!

「育児書にも5ヶ月からって書いてあるし・・・そろそろ始めようかしら?」というママ、ちょっと待って! 成長や発達に個人差があるように、離乳食を始める時期も赤ちゃんによってさまざま。情報にとらわれず、赤ちゃんのペースに合わせて進めていきましょう。

離乳食の準備

まずは、果汁や麦茶をスプーンで与えることから始めましょう。これは、母乳やミルク以外の味とスプーンに慣れてもらうためです。スプーン1さじから始め、量や味を徐々に調節していきましょう。この準備は、離乳食を受け入れてもらうための大切なポイントとなりますよ。

離乳食の開始

5ヶ月くらいになると、パパやママの食事をじっと見つめて手を伸ばしたり、よだれを流しながら口をパクパクと動かすしぐさが見られます。これは赤ちゃんからのサインであり、離乳食開始の合図でもあります。穀物や野菜類(アレルギー反応を避けるため)を1日1回、1さじから始め、徐々に量やメニューを増やしていきましょう。なお、開始時期の目安は早くても4ヶ月以降、遅くても7ヶ月中といわれています。最初は口から「ペッ」と出してしまい食べないこともありますが、焦らずじっくりと進めていきましょう。

 

離乳食のポイント

離乳食は、母乳やミルクから離れ始めた赤ちゃん特有の食事。ですから、大人が食べる食事と同じように・・・という訳にはいきません。ここでは、そんな離乳食を作る際のポイントをいくつか紹介したいと思います。

離乳食のポイント【衛生面】

赤ちゃんのお腹は細菌に弱く、とてもデリケート。新鮮な食べ物はもちろん、ママの手や食器なども清潔にしましょう。食器や調理器具に関しては、熱湯などで消毒すると効果的です。また、ママもこまめな手洗いを心がけましょう。

離乳食のポイント【固さ】

液体を「飲む」ことしか知らない赤ちゃんは、離乳食を通じて食べ物を「噛む」ことを練習していきます。流動(ペースト)状のものから始め、半固形食、固形食と形あるものへと進めていきましょう。電子レンジや圧力鍋を活用すると、簡単に固さが調節できますよ。

離乳食のポイント【味付け】

大人が「ちょうどいい」という味も、赤ちゃんにとっては「濃すぎ」。離乳食では、大人の半分くらいの味付け(薄味)が基本です。ダシを活用し、素材の風味を活かしたメニューを取り入れていきましょう。

離乳食のポイント【量】

1日1回1さじから始め、赤ちゃんの様子を見ながら徐々に増やします。離乳食の回数は、初期は1回、中期は2回、後期以降は3回が目安。また、体調不良(風邪や下痢など)の際は、通常の回数から1回分減らすといいそうです。

コラム:離乳(卒乳)と断乳の違い

育児書などを読んでいると、「離乳(卒乳)」に関する言葉で「断乳」といった言葉が目につきます。いっけん同じような言葉にも思えますが、字から意味を想像するとまったく違う言葉ともとれます。自らの意思で母乳やミルクから離れる「離乳(卒乳)」に対し、(子供の意思に関係なく)母乳やミルクを断つと解釈される「断乳」。この2つの言葉、みなさんはどう捉えますか? 子供の成長過程において、「乳離れ」は非常に大切なこと。子供の成長を見守る親にとっては、「与える」優しさと「与えない」優しさが必要です。そう考えると、「断乳」も1つの優しさと捉えることが出来ますよね?


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